病院に行き医師に病気でも怪我でも「どんな痛みですか?」ときかれたことありますか?
自分の痛みを思うように表現でき伝えられる人はあまりいないのでは?
痛みを上手に伝えられないと的確な診断をしてもらえないこともありますよね?
言葉で痛みを伝えるのって難しいです。
私もうまく伝えられなかったことがあり、痛みの表現の仕方を探してみました。
どんな痛みですか?ときかれたら
数年前から手や腕の痛みがひどく、その内手がしびれるようになってしまいました。
昨年整形外科へ。病院嫌いなので今まではほぼ行かずに治してきたものの、ペンや箸がもてなくなって生活に支障がでることがひどくなってきたので仕方なくということで。
結果腱鞘炎のひどいだけということでビタミン剤を処方してもらいました。
しっかり飲んで1週間。
驚いたことに何年も続いた手の痺れがすっかり治っていました(^^)
コロナ禍ということもあり、間があいてしまいましたが処方されたのがなくなり再び病院へ行きました。
その間に再び悪化。痺れだけでなく腕や手先の痛みにも悩まされるようになりました。
以前みてもらった先生とは違うので痛みや痺れがぶり返したことを説明。
最初に診察を受けた時は痛みというより痺れがかなり酷くて箸ももてないです、ということで痺れにきくというビタミンを処方されたのですが、今回はどうにも痛みもひどくなってしまいました。
で、ここで「どんな痛みですか?」ときかれたのですが・・・。どう形容していいか解らず迷っていると「じゃ漢方飲んでみますか?」といつものビタミンの他に漢方薬を処方されました。
(どんな痛みかきかなくても解るのか?)なんてことを思いながらとりあえず診察は終わりです。
痛みの表し方
痛みの表し方を探してみるといろいろありました。
痛みの形容詞を分類して表現しているものをみつけました。
よくきく表現もあれば、それってどういう痛み?と思うようなものも。
専門家ではないのでこの分類もよく解らないですが、以下のようなものです。
【痛みについての形容詞】
簡易型 ズキズキ(拍動痛)・ビーンと痛みが走る(電撃痛)・刃物で刺すような(穿刺痛)・スパッと切るような・しめつける・かみつかれるような・熱い-灼けるような・疼くような・重苦しい・触れられると痛い・割れるような・疲れる-疲れ果てる・気分が悪くなる・おののくような・こりごりする-むごたらし
感覚的表現
1郡/ちらちらする・ぶるぶる震えるような・ずきずきする・ずきんずきんする・どきんどきんする・がんかんする
2郡/ぴっくっとする・ぴかっとする・ビーンと走るような
3郡/ちくりとする・千枚通しで押し込まれるような・ドリルでもみ込まれるような・刃物で突き刺されるような・槍で突き抜かれるような
4郡/鋭い・切り裂かれるような・引き裂かれるような
5郡/つねられるような・圧迫されるような・かじり続けられるような・ひきつるような・押しつぶされるような
6郡/ぐいっと引っ張られるような・引っ張られるような・ねじ切られるような
7郡/熱い・灼けるような・こげるような
8郡/ひりひりする・むずがゆい・ずきっとする・蜂に刺されたような
9郡/じれっとした・はれたような・傷ついたような・疼くような・重苦しい
10郡/触られると痛い・つっぱった・いらいらする・割れるような 情動的表現
11郡/うんざりした・げんなりした
12郡/吐き気のする・息苦しい
13郡/こわいような・すさまじい・ぞっとするような
14郡/ためつけられうような・苛酷な・残酷な・残忍な・死ぬほど辛い
15郡/ひどく惨めな・わけのわからない 評価的表現
16郡/いらいらする・やっかいな・情けない・厳しい・耐えられないような
感覚的表現
17郡/ひろがっていく(幅)・ひろがっていく(線)・貫くような・突き通すような
18郡/窮屈な・しびれるような・引き寄せられるような・しぼられるような・引きちぎられるような
19郡/ひんやりした・冷たい・凍るような
しめくくりの評価
20郡/しつこい・むかつくような・苦しみもだえるような・ひどく恐ろしい・拷問にかけられているような
こうしてみてみると「うん、うん、そんな痛みもあったなぁ」なんて思うのですが・・。
痛みって主観的なものなので、人によって感じ方や程度も違うのでは?なんて思います。
「どんな痛みですか?」という質問にどうやったら正確に答えられるのか悩んでいたわけですが、果たして私の形容した痛みの表現はどう伝わるのかと考えると答え方がよけい分からなくなります。
痛みの表現のしかた
そんな人の主観による感じ方をお医者さんはなぜきくのか?ということになります。
なにかしら、痛みの表し方で、患者が「△△と言った場合は〇〇。」なんていう尺度みたいなものがあるのでしょうか?
そこで診察する側が痛みの表現をどう受け取るのかというのを探してみました。
ざっくりまとめると状況をききだす一部でしかないということで、患者の表現はいたって自由でいいということでした。
つまり一応どう痛いのかときくけど、それだけではなく、どこが、いつから、などのいろいろな状況を把握して、総合的に診断するということでしょうか。
最近ではどのくらいの痛さかというのを数値でいえばどのくらいですか?っていうのがあり、「最大を10として今の痛みはいくつですか?」というのを受け付けできかれました。
これもどちらかというと経験値みたいなものなので、はて?なんて思ってしまいます。
痛みの表現がどのくらい診察の参考になるか?となると全く役に立たないわけではない、くらいなんていうのもありました(^^;)。
患者の主観というのが前提なのでそうなりますよね。
痛みの表現 さいごに
「どんな痛み?」ときかれた時に、自分の感じる痛さを自分の言い方で訴えられればよいというのがわかりました。
どう表現するかは主観なので、これが正解!というものもないし、考えすぎずに自分の思うままに言えばいいということで、それを聞いて判断するのも医者の仕事ということでした。
調べた痛みの形容を参考に次回通院の時に自分の感じる痛みをできるだけしっくりいく言い方で伝えたいと思いました(^^;)